中島陸ヘッドコーチ

ほかのチームから学べること。

昨日の関東ボーイズ1回戦、お疲れさまでした。

もっと競争して選手層の厚いチームへ先の塁を狙う意識。そして、心はホットに、頭はクールに、動じない心をみんなで作っていくこと

こんなことを昨日のミーティングで伝えました。

このブログでは、「相手チームだった白井中央ボーイズさん、すごくいいチームだったね!」という話をします。

サインを変えたわけ

昨日の試合、相模原ボーイズは3塁側だった。相手のサードの子は毎球毎球、必ず杉本監督のサインを見てポジションを変えていた。これは、キャッチャーなら当たり前にやること。でも、サードの子もやるというのは鍛えられている証拠。

その結果、数あるサインのうち、二つは完全にばれました。だから、試合途中でサインを変えた。うちのサインは決して難しいものではないけれど、1試合の中でなんとなくでも読み取られるというのはあっぱれ。

その子はそのあとセカンドにシート変更して、見事に1.3塁の挟殺もタッチアウトされた。個々の力もあったが、チーム全体として鍛えられていることがすごくわかる場面だった。

野球脳を鍛えるということは、誰がどこを守っても、おなじレベルで戦えるということ。

「最上学年が4人しかいない、試合に出てる3年生が2人、だから負けたなんて言いたくない。相模原ボーイズとして毎年戦ってる。相模原ボーイズだから毎年強いっていう風にしたい。」試合後のミーティングで、杉本監督からこんな話があったね。

白井中央ボーイズさんは、強かった。それでも、神奈川にはあのレベルのチームが少なくとも4チーム以上は確実にある。

春にベスト8を手に入れて、次はここ数年目前にして逃し続けてきたベスト4。昨日のような試合で失点を少なくできないと、4強の壁は破れない。

個々のスキルアップに加えて、ポジショニング、バントの精度、細かいところにこだわりつくして、このチーム最後の大会へ。

GW合宿と5月のオープン戦を通してもう一段成長して選手権に挑もう。

雰囲気をぜひマネしたい

白井中央ボーイズさん、グラウンドインから覇気があって、ものすごく声が出ていた。移動もただ走るだけでなく全力疾走。試合開始時の整列もきれいで速く、そして迫力があった。守備でも声を掛け合いながら、声が途切れない。

中学生らしく、楽しそうにのびのびとした雰囲気だが、“イマドキ中学生”の人をからかうようないやらしさはみじんもない。

正々堂々と力負けした、どこかすっきりした敗戦。相模原ボーイズの君たちにも、ああいう雰囲気のチームになってほしいなと思いました。

声も動きも全力、そして明るい雰囲気。どんな時も明るい自分でいるのは、簡単にできるものではないです。精神的な大人度も相模原より一枚上手でした。

泥臭く、そして明るく、次あたったときにはプレー以外の部分も負けないようにしよう。

資格審査のとき、審判さんが「道具は他のチームと比べてもすごくきれいに手入れされている」とほめてくれました。こういうところは誇りに思います。杉本監督の「相模原ボーイズだから毎年強いっていう風にしたい。」という言葉はすごく大事なこと。チームの“当たり前基準”をどんどん上げていこう。

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