
4月27日に麻溝台でこんな話をしました。
この時期、2年生は多かれ少なかれ心のどこかで、8月以降の新チームを心待ちにしている。3年生との野球は楽しい。引退してほしくない。まだまだ一緒に野球がしたい。そのすべてが本心だとしても、心のどこか片隅に、“自分たちの代が楽しみ”という別の期待は必ずある。それは悪いことではないし、人間だから当たり前だと思う。
ただ、3年生の本気が伝われば、必ず2年生はついてくる。3年生の本気が伝われば、最後の最後まで、尽くしてくれる。3年生の本気が2年生に伝わることが、この夏、何よりも重要なこと。
だとすれば、夏に向けて最後の追い込みとなる大事な大事な連休の初日に、こんな練習をしてて良いのか?
4人の本気が下級生を動かす
3年生が中途半端だと、後輩たちは本気にならない。来年があるから。
3年生がその一挙手一投足すべてに全力を込めていれば、後輩たちは必ずついてくる。3年生と一緒にできるのは、泣いても笑ってもこの夏が最後だから。
たった4人でも、一人一人が大きな可能性を持った4人が同じ温度で同じ方向を向けば、必ず後輩はついてくる。
昨年12月の一年生大会のとき、ゆうきとりゅうげんとよしきとりひとが応援に来てくれた時の38期生の嬉しそう顔がものすごく印象的だった。37期生と38期生が揃えば、とんでもないところまで行けるんじゃないかと思えた瞬間だった。
4人の本気は必ず、後輩たちにも伝わる。
大会のたびに、後輩を巻き込みながら周りの期待を超えてきたチーム辻。合宿2日目の紅白戦で、また一つ強くなれた。
あっという間に最後の夏が目の前に。
残り数か月、自分たちの本気をどうやって表現していくか。

全力疾走と全力の声。
誰にでも当たり前にできるこの二つに、愚直にこだわるしかないと思う。ここで本気を表現していくしかないと思う。
全力疾走と全力の声。
この二つは、たとえ調子が悪くても自分たち次第でどうにでもできる。この二つにこだわっていくことで、自分たちの本気を表現してほしい。
だから、白井中央ボーイズに負けてから、この二つをしつこく言い続けるようにしてます。就職試験で今までのように活動に参加できていない中村コーチの分も、口うるさく言うつもりです。
白井中央ボーイズに負けたことも夏に向けての必然だと思って、見せてもらった全力疾走と全力の声を自分たちのものにしよう。
夏に向けてのカウントダウンが始まった。
連休後半も、怪我なく、自分たちを使い果たして終われるように。
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