中島陸ヘッドコーチ

自分の代の背番号はひと味違うよね。

駒谷コーチが39期生に書いているので、僕は38期生へ。

二ケタの番号で呼ばれた選手が悔しさを表に出しているのを見て安心しました。狙っていたからこそ悔しいと思える。

これまでも学年10人以上の代は見てきたけど、ここまで競争が激しいのは初めてです。個人個人の番号については「良かったね」という思いや、「悔しいよな」という感情がそれぞれにあるものの、チーム全体で考えたときにはすごく良い競争ができているなぁと、うれしく、頼もしく、そしてうらやましく感じます。

他の選手ももちろんそうなんだけど、やっぱり「3」「5」「7」が嬉しかった。背負う背番号が重いのは、監督やコーチ、お父さんお母さん、OB、そして、その背番号が欲しくてたまらなった人の期待が乗っかっているからです。ただの布切れではない。当然一ケタになると、そういう思いが大きくなるからずっしりくるわけです。その重圧に耐えられるように、残りの期間も手を抜くことなく、真のレギュラーを目指そう。

「1」「2」「6」「9」
期待を背負うだけでなく期待に応えて、ほかの選手がミスをした分もカバーする活躍をしてほしい。経験してきたことを誇りに、決して驕らずに、圧倒的な動きを見せてほしい。

「4」「8」
ここが守りに入って縮こまると相模原ボーイズに風は吹かない。内野の真ん中、外野の真ん中で常に攻め続けよう。

「11」
いくつかあるピッチャー番号の一つなんだけど、数字が少し違うだけで、全然意味合いが違うからな。次は万全な状態で競争して、後輩ピッチャーより先に名前を呼ばれる投手へ。

「13」「17」
やっぱり悔しいな。もちろん、チームが勝つことが大切なんだけど、できることが増えてきて、ぎりぎりまでアピールできていただけに、発表されるまでドキドキしたはず。必ず出番があるから試合で意地を見せてほしい。

「16」
言っていた通り、ぎりぎりまで誰が試合に出るかは誰にもわからない。大会の中で成長できる選手。図太さでピンチを救ってほしい。

「18」
自分の役割をまっとうすると宣言しながらも、課題のバッティングにきちんと向き合っているのはちゃんとわかってる。自分が活躍するイメージを描き続けること。

「19」
自称切り札から、誰もが認める切り札へ。調子が上がってきて、終日練習に参加できることも増えてきた今なら、自信をもってバットを振れるはず。めちゃめちゃ期待してる。


本当はこの競争の中に斉藤悠がいるんだ。本来ならリスト杯でデビューするはずだったピカピカのグローブをはめた悠と軽くキャッチボールをしながら、なんだかもどかしさを感じました。悠自身が一番、歯がゆさを感じているはず。今は治療に専念しつつ、チームのサポートをすることしかできないけど、この経験が必ず復帰後の自分に生きることを信じて乗り越えよう。

ベスト4。同学年での競争力と下級生の底上げで、言葉にしても恥ずかしくない目標になってきた。怪我や不調がある中でも、杉本監督と作ってきた“現時点でのベストメンバー”で試合に挑むことになる。

良い意味で、いまだにベストメンバーは決まり切っていない。最後まで競争しきって、“その時点での一番強い相模原ボーイズ”で、一試合一試合を大切に、4強への階段を駆け上がろう。

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