今日はいよいよ決戦の日。楽しみでもあり、緊張もあるかもしれない。入団から毎週毎週、ひたすら野球に打ち込んできた。その集大成が試されるのだから、震えるほど緊張したとしても無理もないと思う。
対戦相手は神奈川の王者、湘南ボーイズ。中島コーチが選手の頃からどうしても勝ちたい相手だが、一度も勝ったことはない。惜しかった試合もいくつかあったが、その壁は近くで見ると、想像の何倍も分厚くて高い。厳しい戦いになることは間違いない。
だが、今回こそ結果を変えることができる。中学野球の戦い方を熟知している杉本監督のもと、35期生は徹底的に鍛えられてきた。厳しいことも言われたと思うし、精神的にも身体的にもしんどい時期があったはず。しかし、一人一人がそこから逃げずに、一つ一つの壁に立ち向かってきた。そうして、相模原ボーイズの仲間と乗り越えた数々の壁は、気付けば僕たちを守ってくれる砦(とりで)になっている。この2年間の自分達のやってきたことが、僕たちを勝利に導いてくれる。
これだけは覚えておこう。どこが相手だって、僕たちがチャレンジャーであることには変わりはない。
根拠も自信も必要ない。
終わったことには目を向けず、 その時のできることを常に全力でやろう。もちろん、その時の点差、ランナーが何点目なのかの準備・確認は万全で。そして、最初から最後まで大きな声を出そう。
試合終了の瞬間、全員が地面にへたり込んでもいい。最後の一人を抑えた後の整列はどれほど気持ち良いだろう。ジャイアントキリングの後の円陣はどれだけ盛り上がるだろう。見上げたスタンドでお父さんお母さんはどんな顔をしているだろう。帰りのバスはどれだけ楽しいだろう。
欲しい未来は少し背伸びすれば届く所まで来ている。
歴史を変えよう。
「25」「24」「45」「21」「38」「41」「28」「34」「26」「29」「31」
力を合わせて。
「46」「44」「47」「36」「52」「32」「22」「33」「89」「61」「40」「27」「35」「57」「42」
力を貸してください。
「77」「23」「51」「37」「55」「30」「43」「88」
先輩の勇姿、目に焼きつけろ。
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