中島陸ヘッドコーチ

春が来る前に確認したいこと。

仕事が忙しく、ここ2,3週間はなかなかグラウンドに出られず申し訳ないです。。。

さて、寒い日が続いているけどこの寒波が終わると少しずつ暖かくなるね。3年生は高校入学に向けて、現役選手はシーズンインに向けて、最後の追い込みだ。

少しずつOP戦も始まって、ゲームの楽しさや難しさを久しぶりに味わっていると思う。一方、遠征に行けていない1年生はまだ25年の初対外試合はお預けという感じかな?

今回伝えたいのはこの3つ

message

・チャンスをつかむ、つかみ続ける難しさ
・「無理」と「無茶」の境界線を見つけること
・仲間の大切さ

チャンスをつかみ続けるのは難しい

1月の後半、駒谷コーチと引き続き39期生を担当させてもらうことが続いていて、杉本監督から「遠征に行く1年生を推薦してほしい」とお願いされることがあった。

数に限りがないのであれば全員に出場してもらいたいし、そのくらい全員が冬を超えてたくましくなっているのは事実。その中で秋からの取り組みやケガの状況、出席状況などいろいろなことを考えて、話し合いながら監督に5名を伝えています。

1週目はまぁそんな感じ。

2週目にも同じように頼まれたときに、すごく迷いました。残って頑張っていたメンバーを推薦して頑張ってきてもらいたいという気持ちがある反面、1週目で結果を残した選手が外れる理由がないなと。

全員入れ替わってもいいんだけど、それでは1週目で頑張って結果を残せた選手が報われない。そんな風に考えて、5人のうち、力を発揮しきれなかった選手がいったん入れ替わりになり、秋からの成長を試合で形にできた人は続けて試合に入ることになった。

人数が増えてきてチャンスをつかむのも難しくなっているけれど、チャンスをつかみ続けるのもすごく難しいし、今現在スターティングメンバーには入れていない人が背番号一桁を勝ち取るのはものすごく難しい。

どんな立ち位置にいる人も手を抜いていい瞬間があるはずもなく、少しの妥協で追い越し追い越されることに、いい意味での緊張感をもって、チームとしてさらに分厚くなっていってほしい。

気を付けなければいけないこと

ただ、怪我をしながら無茶をして続けるのは、将来的な可能性をつぶしてしまうことになるので、絶対にやめよう。「今」の積み重ねが未来を作っていくわけなので、「今」はものすごく大切なんだけど、一歩間違えると長期間好きな野球ができなくなってしまう。

成長するためには無理することは必要だけど、無茶は自分の将来を変えてしまう。中学生のうちにある程度、「無理」と「無茶」の境目が自分で分かるようになるといいね。迷うときには相談しながら進めていこう。痛い場合には必ず自分で監督コーチに相談すること。そこはどの指導者も親身に聞くようにします。

そしてもう一つ、チームメイトは競争相手でもあり、大切な仲間であることを忘れないこと。仲間がいるから自分が無理だと思った一歩先まで頑張れることもあるし、一人では経験できないような大きな悔しさや喜びを得ることもある。何より、そういう大きな心の動きを共有できる人が周りにいるということは幸せなことだ。

野球が9人がグラウンドに立つスポーツである以上、試合に出られる人とそうでない人が生まれるのは仕方のないことだけど、それによって優れていたり劣っていたりすることは一つもないことを心に深く刻んでおきたい。

これからの半年、競争が激しくなるほど、自分がやっていることの意味や自分の存在意義を疑う瞬間が増える。

でも、「今」が必ずどこかにつながってる。いなくていい人なんて一人もいない。

速く行くなら一人で、遠くへ行くならみんなで行った方が絶対に良い。

「誰か一人でも欠けていたら、ここまで来れなかった。」2025年が終わるとき、今いる全員がそう思えているように。

(やっぱ書き始めると長くなるな)

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・チャンスをつかむ、つかみ続ける難しさ
・「無理」と「無茶」の境界線を見つけること
・仲間の大切さ

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