中島陸ヘッドコーチ

夏はこれから。勝手に終わりにするなよー!

実力

関東ボーイズで白井中央ボーイズさんに完敗してから約1か月、夏だけに照準を合わせて走ってきた。
合宿もやった。ゴリゴリにノーエラーノックもやった。練習試合で何度も涙を流した選手もいる。

一年間で2回しかないファーストユニフォームを着る大会。全国につながる最後の大会。いろいろな思いがあるからこそ、勝ちたかったね。。。

足りなかったのは何か?

それは実力です。

相手には良い投手が何人もいて、ここぞというところでしっかり打たれた。こちらのヒットも何本も取られた。

確かに守備では防げたミスはいくつもあったし、得点もあと一歩のところでホームベースが遠かった。それでも、5回やったら1回勝てるかどうかの格上。ベスト8をかけて戦うにふさわしい好チームとやらせていただいたと思う。

その5回に1回ほどの可能性の勝利を公式戦でとり切るには、自分たちのミスを極力減らすこと。その上で、勢いだったり、ノリだったり、運だったり、相手がミスをしてくれたり、自分たちの地の力以上のものが必要になるときもある。

持っているものを発揮できなかった部分もあったし、不思議な力がことごとくうちに味方しなかったという部分もあるなと感じた。

準備したものを大一番で出し切ること、その日の会場の雰囲気も味方につけること、これらすべてをひっくるめて実力です。

また次に向けて、実力をつけよう。夏はこれから!

37期生へ

選手権の初戦は3年生の活躍が随所で光った。2戦目の今日は3年生の「いつもと違う」が目立った。

ということはやっぱり、3年生の力は大きいんだよ。ここまで2年以上相模原ボーイズで鍛えてきた4人の力はとてつもなく大きい。

関東大会予選やその次の大会がまだ残ってる。ここからもう一度浮上するためにはものすごくエネルギーが必要になる。

3年生の本気が伝われば必ず下級生はついてくる。一人一人も、チームもまだまだ成長できる!緩めずに鍛え続けよう。

キャプテンへ

野球は本当に絶妙なバランスで作られている。内野ゴロで少し握り替えたら一塁がぎりぎりになる。いいスタートを切っても盗塁もぎりぎりのタイミングになる。一つミスをしても大きな失点にはつながらないが、二つ重なると途端に失点リスクが増える。

そういうめちゃくちゃ緻密で面白いゲームが野球なんだよ。監督の采配一つ二つや、一人の選手のプレー一つに勝ち負けの要因を求められるほどシンプルなゲームじゃない。

指導者は、奮い立たせるために「○○の責任だ」と言うことはあるけど、帰りにバスのところで話した通り、誰一人ゆうきのせいで負けたと思っている人はいない。

だから、「自分のせいで負けた」と言って泣くのはやめなさい。その代わり、チームが実力を出し切れなかった原因は何か、勢いを持ってこれなかったのはなぜか、それを考えることに必死になろう。自分のことで悩む以上に、チームのことで悩む。これはキャプテンにしかできなこと。ゆうきにしかできないことだ。キャプテンが一番成長できる理由はここにある。

選手権が終わっただけで、まだ大会は残ってる。何度も言うけど、3年生の本気が伝われば必ず下級生はついてきてくれる。今日の試合中の円陣はよかったよ。

修学旅行、しっかり楽しんで、また来週から引っ張ってくれ。

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